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*当法人は、法人利害関係者で運営しております、地元地域、自治会、市政、観光団体等とは無関係です。
大和龍門
真言宗龍門派
大蔵寺
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礁朗庵
いじめ問題への取り組み
礁朗庵の本寺である大蔵寺では、20年以上に渡りイジメ問題に取り組んで参りました。
私共の経験上、学校教育では社会や被害者が望む形での問題解決が非常に難しいと実感しております。
これは学校教育への批判ではありません。
学校は教育の場ですので、イジメ加害者であっても一生徒として教育を行わなければなりません。
学校は加害者を裁き罰を与える場では無く、更正の機会を与え教育をする場です。
この様な学校の在り方は、被害者や社会の目線から見れば、とても歯がゆい事と思われるでしょう。
これに関しては賛否両論あると思いますが、当寺院では一概に学校だけを批判して責めることは出来ないと、考えております。
そして学校教育の制度と性質から見れば、イジメはイレギュラーな出来事ではないでしょうか。
なぜなら、イジメは内容次第では「犯罪」に当たる行為です。
イジメは、「ガキの喧嘩」ではありません。
学校教育では単なるガキの喧嘩に留まらない、「犯罪」の加害者と被害者に対応するには限界が有ると考えております。
犯罪は学校教育の範囲を超えているのではないでしょうか。
ですから、イジメは教育の三大要素「学校」「社会」「家庭」の一つでしかない「学校」のみで対応するのでは無く「家庭」と「社会」でも、取り組んでいかなければならない問題なのでしょう。
「家庭」では、それぞれの考えや方法で、お子さんの教育や庇護を行っていると思います。
「社会」では、NPO団体や様々な団体が真剣にイジメ被害者の救済を行っております。
この「社会」には、法律や罰も含まれており、場合によっては法律や刑罰もイジメ(犯罪)の対応の一つとなる事でしょう。
私ども寺院も葬式や行事だけを行うのではなく、寺院として本来やるべき救済活動としてイジメ問題にも目を向けなければなりません。
恐らくイジメ問題は今後も決して尽きることはないでしょうが、社会人がそれぞれ出来る事を行ってイジメ問題に取り組み、少しでもこの世界から嘆き悲しみの声が減ることを願うばかりです。
「社会」の当事者として、この礁朗庵でもイジメの被害に遭われている御本人からの御相談も承っておりますので、遠慮無くメールでご連絡ください。
小・中・高校生のイジメ相談は、相談料を請求致しません。
(志納は拒みません)
20数年の経験上。
①イジメは絶対に有ってはならない、しかしイジメは絶対に無くならない。
*イジメは絶対に無くならない、だからといって無くす努力を怠ってはならない。
②イジメに原因は有るが、理由はない。
*仏教では本来、人間はこの様な事をする生き物であるとしている。だから仏教がある。
③子供にも大人と同じようにプライドが有る、親に相談できないのは「親に心配掛けたくない」だけではなく「いじめられていることを告白する恥ずかしさ」が有る。
*子供であっても、大人と同じような「恥」「世間体」「対面」の観念がある。
④イジメ被害者の問題が解決しづらい原因の多くは親である。
イジメ被害者の親による「事なかれ主義」「問題を大きくしたくないために子供に我慢を強いる姿勢」「問題解決をするまでの持久力が無い」「生活に追われ忙しい」「世間体、外聞を気にして問題解決に消極的」
*イジメ相談で、解決を諦めてしまうのは「親」の方が圧倒的に多い。子は親の頼りなさを認識する。
イジメでお悩みの方。
メール受付時間:午前九時から午後五時。
*午後五時以降に頂いたメールへの返信は、翌日となります。
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